図面の描き方~その2~

加工表記

その2では、図面に加工方法を表すための、基本的な描き方をご説明します。

今回は、

  • 穴を開ける
  • 角を丸くする
  • 角を落とす
  • 表面を平滑にする

など、よく使う加工方法について、3つに分けて説明します。

※METALWORKSでは、フリーハンドの絵(イラスト)からでも製作を承ります!

図面がない場合でも、写真・手書きメモ・現物などからご相談可能です。
「こんな加工はできる?」という段階でもお気軽にご相談ください。

① 穴加工:丸穴・ねじ切り穴を開ける

穴加工では、穴のサイズや種類を図面に記載します。

丸穴の場合は、φ(ファイ)の記号の後に、穴の直径サイズを書きます。

例えば、

  • φ5 → 直径5mmの穴
  • φ10 → 直径10mmの穴

という意味になります。

また、ねじを締め込むための「ねじ切り穴」の場合は、φの代わりに“M”を使います。

例えば、

  • M4 → M4サイズのねじ穴
  • M6 → M6サイズのねじ穴

という表記になります。

② 面取り・R加工:角を落としたり、丸くする

製品の角を安全にしたり、見た目を整えるために、角を加工することがあります。

角を丸くする加工をR加工といいます。

R加工では、Rの後に半径サイズを書きます。

例えば、

  • R5 → 半径5mmで丸くする
  • R10 → 半径10mmで丸くする

という意味になります。

また、角を斜めに削り落とす加工を面取り加工といいます。

面取り加工では、Cの後にカットするサイズを書きます。

例えば、

  • C1 → 1mm面取り
  • C2 → 2mm面取り

という意味になります。

③ グラインダー(Gr)処理:表面を平滑にする

溶接した跡や、表面の凹凸をきれいに削って平滑にしたい場合は、グラインダー処理を指示します。

図面では、

  • Gr処理
  • グラインダー仕上げ
  • 研磨

などの表記で伝えることがあります。

平滑にしたい場所を矢印などで示しておくと、より伝わりやすくなります。


加工表記の見本

↓ それぞれの加工表記の例です。

図面で使う加工表記の例

他にも、

  • 溶接方法を指定する表記
  • 表面処理の指示
  • 寸法公差
  • 仕上げ精度

など、正式な図面ではさらに多くの表記があります。

ただ、このページでは、

「まずは作り手に伝わる図面を描く」

ことを重視してご説明しています。

今回ご紹介した内容を使うだけでも、アイデアを製品として形に近づけることができます。

次回は、鉄やステンレスなど、金属材料(材質)について説明します。

図面がうまく描けなくても大丈夫です

METALWORKSでは、

  • 手書きのイラスト
  • スマホで撮影した写真
  • 現物部品
  • 簡単な寸法メモ

などからでも、製作相談を承っています。

「この加工はできる?」という段階でも、お気軽にご相談ください。

▶ 製作について相談する

関連記事

メタル

2017.10.01

表面処理について

2026.05.12

A5052とは?アルミ板でよく使われる理由とA6061・A2017との違い

低価格

2018.06.23

製作費用の考え方

寸法入り三面図

2017.09.01

図面の描き方~その1~

2026.05.07

金属・樹脂の重量計算|材料別の密度と計算式

3dmodel

2018.01.09

3Dモデル図による確認

diy塗装

2017.10.05

DIY塗装

鋼材

2017.09.07

鋼材について

2026.05.08

鋼板・アルミ板・ステンレス板の規格サイズ一覧|3×6・4×8・5×10とは?